■いよいよ12月4日に発売を控えた「無敵超人ザンボット3 BD-BOX」。
その発売を記念して、出演者の古川登志夫さんよりコメントをいただきました!!
民間人が、しかもファミリーで戦闘に巻き込まれていくという衝撃的で斬新なシチュエーション。放送時から40年の時を経た今もなお、カラオケ等でその主題歌がよく歌われている【無敵超人ザンボット3】。巨大ロボットアニメ華やかなりし頃の名作がBlu-ray BOX として蘇ることを待ち望んでおられたファンの方も多いことと思います。個人的にも、アニメ声優として本格的に走り始めた若き頃の思い出深い作品であり、至上の喜びです。
香月真吾 役:古川登志夫
■また、今回封入特典ブックレットに掲載されているメインスタッフへのインタビューを発売に先駆けて一部を公開!
…映像作品を作るとき一般的に言えるコツがあるということです。つまり「異種格闘技」にしなければならない。違う質のものを一緒にすることで、劇が発生するものになる。異種格闘技をきちんとやることで、人間爆弾の発想も自然に出てきます。そんなことをしたら、物語の整合性をとれないのでは? そういうことなら、家族論というリアリズムがあるから、・・・(省略)人間爆弾で死んでしまう話で泣けるというわけです…
―【証言1】富野由悠季◎総監督 より
…当時のロボットアニメは主人公たちの家族なんてほとんど触れられないのが当たり前だったのに、爺さん婆さんから両親、兄弟、親戚まで出て来る。だから色々描けて楽しかったけど、とにかくキャラクターが多いと思いましたね(笑)…
―【証言2】安彦良和◎キャラクター・デザイン より
…「四方に広がるようなシルエット」という部分は意識していましたね。半年くらいで変形合体のギミックを作り上げたんですが、山浦さんがある日突然「頭に三日月を付けよう」と言い出した時は、すごく象徴的だなと思いましたよ。「ベタで塗りつぶしてもわかる特徴」というのはこういう事だなと…
―【証言3】藤原良二◎メカニカル・デザイン より
…まずは私たちでメインの商品となる主役ロボット玩具のための機構の考案とデザイン作業をすることが『ザンボット3』の企画の始まりでした。機構に関しては、玩具のプレイバリューを考え、変形や合体などの仕組みの決定から始めました…
―【証言4】飯塚正夫◎企画・設定 より
特典ブックレットにはメインスタッフへのインタビュー記事のほか、企画書、シリーズ構成・設定書、長編映画構成台本など未公開の貴重な資料も掲載されております。
41年前の「無敵超人ザンボット3」誕生までの背景を是非お楽しみください!
BD-BOX詳細はコチラ
それぞれの時代を彩ったサンライズ作品を多数上映する「サンライズフェスティバル2017 翔雲」9月12日TOHOシネマズ 新宿にて『無敵超人ザンボット3』の上映が行われました。
この日上映されたのは、「20年目のザンボット3」の著者であり、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんがセレクトした第17話「星が輝く時」、第18話「アキと勝平」、第22話「ブッチャー最後の日」、第23話「燃える宇宙」の4話。
サンライズフェスティバルのコラムで当日の様子が紹介されていいますが、
このコラムでも上映前のトークでのお宝発言をひとつだけ紹介いたします。
当日氷川さんは著書「20年目のザンボット3」を手に登壇されたのですが、何とこの本のカバーの下に隠されている表1の勝平の原画は富野監督が描かれたものだったそうなんです。
氷川さんも出版後にその事実を知られたそうです。
お手元にお持ちの方はぜひご確認を!
氷川さんが手にされている「20年目のザンボット3」カバーを外すと‥‥。
そして、上映前のトークで氷川さんより「40年目のザンボット3」の企画が進行中との発表がありました。
まだ、詳しいことは言えないそうですが、今後進展があれば、40周年サイトでもご報告します。
『無敵超人ザンボット3』はサンライズ初のオリジナル作品として1977年10月08日に放送がスタート!
ロボットアニメの王道的な設定を踏襲しつつも単純な勧善懲悪ものからの脱却をはかり、新たなアニメファンを獲得したと言われている作品です。
その『無敵超人ザンボット3』がHDリマスターで蘇り、10月よりアニマックスで放送されることが決定!
また、11月には「スーパーミニプラ 無敵超人ザンボット3」がバンダイより発売!!
秋の展開から目が離せません。